2009年03月09日

那智の火祭り

毎年7月14日に開催される日本三大火祭りの「那智の火祭り」を見る為に
和歌山をぶらり旅。
綺麗なエメラルドグリーンの川、古座川。
疲労でパンパンになっていた足を冷たい川の水が癒してくれました。

旅の最中の宿泊は日本各地のキャンプ場を利用する事がほとんどでした。
そのキャンプ場は出会いの場でもありました。
『川湯木魂の里キャンプ場』にて…

那智の火祭り
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那智の火祭り
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那智の火祭り那智の火祭り









那智の火祭り

<この日の旅日記>


7月12日(晴れ後雨)

鹿児島の『神川キャンプ場』で知り合ったハーレーに乗ったライダー川出さんからメールあった。

河原を掘ると即温泉という川湯温泉を勧められた。

海岸から30kmも入る所だけど行ってみようと思った。

那智勝浦町から新宮市に出てそこからひたすら熊野川に沿って山の方へ登っていった。

途中いくつも滝が流れていた。


道の駅『熊野川』でちょっと休憩。

『川湯木魂の里キャンプ場』に着いた。

テント張って中に荷物置いて、いざ温泉作りに河原へ!

まず河原の石を手でどかして次に木の棒みつけてそれで穴を掘った。

…炎天下の中、掘ること30分…

・・・・・掘っても掘っても冷たい水しかでてこない。

別の場所を掘りだそうとした時、おじさんが話し掛けてきて「台風の影響で水が多くなって温かい水は今日は出ないよ。」って。

………。

掘る前に言ってくれ!!

仕方なく諦め冷たい川の水につかった。

夕方、キャンプ場を出て湯の峰温泉『つぼ湯』という1日に7度湯の色が変わるという"混浴"風呂に期待に胸と鼻の穴膨らませ行ってみた。

…混浴は混浴だったんだけど家族風呂みたいな感じだった。

期待して損した。

俺の前の奴等はカップルで入っていた。

なんかムカついた!

俺のあとの奴は男二人で入ってた。

この『つぼ湯』は木で出来た小さな小屋に2人で一杯一杯の石で出来たちっちゃな湯船。

白く濁った湯がはってあった。

めっちゃ硫黄臭かった。

7回湯の色が変わるって言っても時間帯変えて7回入ってみないと分からない。

なんだか全然想像してたのとは違った。

キャンプ場に戻りご飯とカップ麺を食った。

夜、河原へ行き足を水に浸けてのんびりしたら雷が鳴りだしてきて豪雨になった!


7月13日(晴れ時々雨)

浸水した!

テント張ってたところが凹地だった!

テント乾かしながら朝飯に菓子パンとヨーグルトとミカンの缶詰を食ってるとき「えらい栄養考えて消化し易いもん食っとるなぁ」と隣にキャンプしに来た家族連れに話し掛けられた。

…別に栄養とか考えずに安かったから買っただけなんだけど。

「もう一泊していかないか?」と誘われた。

そうすることにした。

ビールや酎ハイを頂いて昼間っから飲んだ。

昼飯はそうめんをご馳走になった。

中学生のカワイ〜女の子が肩を揉んでくれた。

「肩凝ってないね」とすぐ揉むのをやめた。

子供達が昨日の雨で増水した川でわざと流されて遊んでて危なっかしかった。

それを見たお父さんが「シバクぞ!」を連発していた。

以前、海の監視員してたことがあるって言ったら「あとはお前に任せた!溺れたら助けてやってな。」と監視を頼まれお父さんはまた酒を飲み始めた。

幸い誰も溺れずに済んだが、ビーチボールが流された。

夜はみんなでバーベキュー。酒と焼き肉、焼きそばを頂いた。

そのあと子供達と花火を楽しんだ。

結局、最後まで名前と年を覚えてくれず何回も聞かれた。

大体『旅人の兄ちゃん』と呼ばれてた。

久しぶりに酔った!

足元がフラフラ。


7月14日(曇り時々雨)

朝、昨日の家族にタマゴサンドとコーヒーを頂いた。

お礼を言って出発。

2日酔いだ〜!

頭痛ぇ〜!

今日は那智の滝の所で祭りがあり、それを見に行こうと思った。

この間来た時にみつけた那智山キャンプ場に着いた。

キャンプ場のおじいさんが「那智の火祭りはもうそろそろ始まるぞ」って。

てっきり夜やるもんだと思ってた。

急いでテント張って荷物置いてバスで行こうとバス停まで行った所で財布忘れたのに気付き慌ててキャンプ場に戻った。

またバス停に行ったとき丁度バスが来た。

祭りが始まる1時間前に到着した。

人の多さにビックリした。

十万人はいたかも?

人の流れに身を任せ、祭りが始まった時には何故か前から2番目の列にいた。

『那智の火祭り』凄かったよ!

最初に、横から見るとツッパリみたいに見える前に突き出た帽子を被った神主さんがお払いしだした。

次に先走り人という人が小さい松明を持ち那智の滝の前の石段を駆け登って降りてきた。

そして次に白装束を着た12人の人が12本の扇の柱を取り囲みながら30kgぐらいある大松明を肩に担いで石段を登り降り。

途中、松明持ってた1人がコケた。

松明持つ人のまわりの人が水を口に含み松明に吹きかけて火の量を調整したり松明を持ってる人を冷ましていた。

観覧席ギリギリまで寄ってきて観覧者を喜ばした。

松明が寄ってきてるのに気付かなかったカメラマンが目の前に迫った松明に驚き一眼レフカメラを落として嘆いてた。

巫さんが可愛かった。

この間来た時より那智の滝の水量が減ってた。

祭りが終り、帰りは歩いてキャンプ場に戻った。

途中から『熊野古道』という道を通った。苔むした石畳の道でまわりには樹齢500年以上の杉の木が沢山立っている。

去年行った屋久島を思い出した。

キャンプ場の管理人のおじいさんと日本酒を飲み、いろりでイワシの干物を焙りながら話をした。

このキャンプ場は普段ほとんど開いてないらしい。

ここは管理人のおじいさんの長年の夢を実現したもの。

5000万円でこの山を買いそこに桃や栗、スイカやブルーベリーなど何十種類もの苗を植え育てている。

全ておじいさんの手作りでゴエモン風呂も囲炉裏も家も凄く味があってイイ!。

手作りの家に管理人のおじいさんが一人で住んでいて、おばあさんは2日に一度那智勝浦町の家から食糧を届けに来る。

正月以外はずっとここいで一人のんびりと生活してるんだって。

キャンプ場にしてからマナーの悪い客ばかり来るからあまり客に来てほしくないらしい。

だからどの地図にも載っけてないしキャンプ場の看板も草で半分隠れた目立たないところに1個だけ。

俺はそれをたまたま見つけてこのキャンプ場に来た。

まさしく穴場だね!


7月15日(雨)

朝から雨。

連泊です。

台風が来るからと管理人のおじいさんが小屋の中に寝たらいいと小屋を貸してくれた。

小屋の中を掃除をして雨が小降りになったところで荷物移動してテント畳んだ。

この小屋もおじいさん手作りで窓は木で出来てて上に開いて木の棒で閉まらないよう固定するものだった。

今日はカップラーメンを2つ食っただけ。

夜、台風が来て強風と豪雨になった。

おじいさん手作りのこの小屋は凄くしっかりしてて安心。


7月16日(晴れ)

台風が去ってめっちゃ晴れた。

管理人のおじいさんに別れを言い出発。

無人島で一緒だったCARLからメール来た。

内容は

konichoioua

bangkokniimasu.atsui.ideveloppedpicturesihaveabeautifuloneofus.

doyobinifranceniikimas......musokachi

ogenkides.

kioskete

carl

全然、日本語上達してないです。

サンマのからくりTVのボビーみたい。

和歌山を抜け三重県に入った。



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Posted by フォトぽっぽ at 22:45│Comments(2)
この記事へのツッコミ Σ\( ̄ー ̄;)
なんかねー
お写真見ていると
一緒に旅してる気分になるから不思議です
Posted by ドライアート花・花 at 2009年03月10日 01:15
花・花さんへ
いつも見て頂いてありがとうございます!
海沿いに沿って旅をしていたので海に面していない奈良や群馬の記事は無いですが、日本各地の思い出をこれからも紹介していきますのでまた楽しみにしていて下さいね!
Posted by フォトぽっぽフォトぽっぽ at 2009年03月10日 22:17
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