2009年03月13日
台風の中キャンプ!
本州の最南端の地、和歌山県『潮の岬』での思い出。
台風の中キャンプしてました。
台風の中キャンプしてました。
<この日の旅日記>
7月6日(曇り時々晴れ)
朝起きたら今にも降りだしてきそうな天気だったから2度寝した。
次に起きた時には晴れ間が出ていた。
出発進行!
走ってて何度か、にわか雨に当たった。
坂道でライダーさんが手を振ってくれた。
周参見町の道の駅『イノブータンランドすさみ』には150cmぐらいのぬいぐるみのイノブタ王子とイノブタ姫が王座に座ってた。
この町はイノブタに関するものばかり。
次に『恋人岬』に行った。
ここには両側から波が打ち寄せて来る浜がありました。
ここには日本一大きな吸い殻入れがありました。
ここには撫でると幸せになるというちょっとHな形した石の棒がありました。
そのあと『日本童謡の国』に行き、いろんな童謡を聞いた。ほとんど聞いたことない童謡ばかりだった。
園内に『カニとエビの水族館』というのがあってやっぱりカニとエビばかりだった。
マジシャンの引田天功が里親のでっかいカニとサイン色紙が飾ってあった。
落語家林家こぶ平もここのカニだかエビだか忘れたが何かの里親で色紙に『こぶ平にちなんでこんぶも置いてください』と書いてあった。
演歌歌手坂本冬美もここのカニの里親。
その他沢山の芸能人の名前がそれぞれの水槽に付いてた。
海岸線から山に入り『古座川峡』に向け走った。
そこは古座川という緑白色した不思議な渓流沿いに奇岩が続くところです。
空に向けずど〜んとそびえ立つ『天柱岩』を見た。
国指定天然記念物『古座川の一枚岩』という高さ100m幅500mというとてつもない一枚岩を見た。
日本のエアーズロックだね。
コンビニで牛乳1リットル買って飲んでたらおばちゃんがバナナ3本と甘栗とここら辺の名物さんま寿司をくれた。
今日は紀伊半島最南端で本州最南端の潮岬まで走りました。
ここからは太平洋がぐるっと見渡せます。
今日は土曜日。
今いる潮岬キャンプ場には家族連れでキャンプしに来た人やライダーさんなどでごったがえしています。
チャリダー藤本さんに聞いてた旅人がまだ居ました。
俺から話し掛けて仲良くなりました。
もう1年以上ここにいてるらしい。
この人を『長老』と呼ぶことにした。
近くの酒屋でお酒買ってきて2人で色々話しながら飲んでたとき、隣でキャンプしてた夫婦が話し掛けてきて「焼き肉はいかがですか?」と言ってくれご馳走になった。
久しぶりに肉食べた〜!
うまかった〜!
この夫婦は日本人ではなく日本語を喋れる韓国人夫婦でした。
2人ともお揃いのサッカーW杯韓国の真っ赤なユニホームを着ていた。
韓国の人はみんなこうやって人に勧める人が多いんだって。
韓国語で「美味しい!」は『マシタ!』って言うんだって。
「何事も体がなくちゃ何もできない。まず第一に自分の体を大事に。その次に金と友人を大切にしなさい」と言われた。
この人は大阪でビルの設計をする大手ゼネコンの会社の社長でウチで働かないか?と誘われた。
あと他の家族にもアジの南蛮漬けを勧められたりした。
日が変わって夜1時まで長老と話してた。
7月7日(雨時々曇り)
今日は七夕だね〜!
短冊書いて竹に結び付けなきゃ…っつーか雨降ってるやん!
連泊だ〜!
朝昨日の韓国人夫婦がコーヒーを持ってきてくれた。紙コップに入ってたんだけど穴空いててポタポタとコーヒーがたれる。熱くてすぐ飲めないし冷ましてるうちにポタポタたれて実際半分ぐらいしか飲めなかった。
自転車のスポークが折れてたから昼から雨もやみスポーク直しにここから4km離れた街まで行った。
警察署で自転車屋を聞いたら軽トラに自転車積んで自転車屋まで自転車ごと送ってくれた。
…でも警察署から一本道で50mしか離れてなくて警察署からも見えるとこだったのになんでわざわざ車で送ってくれたんだろ?
暇だったんかな?
キャンプ場に戻りまた長老と話ししててふとお互い酒が飲みたくなり酒買いに行こうと思った。
俺「長老は何飲みますか?買ってきますよ」
長老「じゃー、あんずの酎ハイを」。
…間違って甘夏の酎ハイを買ってきてしまった。
7月8日(雨時々曇り)
朝起きたらまた雨。
2度寝です。
昼から雨がやみテントと荷物は潮岬キャンプ場に置きっぱにして潮岬の隣島『紀伊大島』に行ってみることにした。
串本大橋というループ橋で島に渡った。
島の先端に『トルコ軍艦遭難記念館』ってのがあってトルコの絨毯や人形、目玉の形した魔避けのお守りなど民芸品がいっぱい売ってた。
色使いやデザインが気に入ってトルコ絨毯生地のバック(¥2000)をつい買ってしまいました。
島の南東の『海金剛』というピラミッド状の岩や柱状の奇岩がいくつもそびえ立っている所に行った。
それから街に行って写真屋にフィルム2本出して串本温泉に入りに行った。普通の銭湯みたいな感じだった。番台の人が居なかった。ここに電話してくださいって張り紙があり電話して繋がったんだけど受話器の向こうからはガサガサと物音だけ。何度もモシモシと言っても返事無かった。
勝手に入った。
さっぱりして風呂から出てきたら番台の人らしき人に500円取られた。
『橋杭岩』という海底の割れ目からマグマが噴き出してできた大小40の柱状の岩が850mに渡り一列に並んでいる所に行った。
そのあと写真屋に行き写真を取りに行った。
写真屋のおばさんが俺の写真を見て色々話し掛けてきた。
白浜町で入った崎の湯の写真におじさんのアレがモロに写ってた。
姫路城とかえる橋の写真がボケていた。カメラ壊れてんのかな?
おばさんがポケットティッシュを沢山くれた。
キャンプ場に戻る前にスーパーに立ち寄りさくらんぼ買ってきて長老とまた酒飲みながらさくらんぼを食べた。
何かラジオで台風が近付いて来てるって言ってた。
そーいや波の音が凄い!
ゴーッ、ゴーってまるでジェット機が飛んできてるような音してる。
7月9日(曇り時々雨)
朝荷造りしててあとはテント畳むだけってところで雨降ってきやがった!
連泊です!
もうここ潮岬キャンプ場に4泊目だよ。
まあ、ここはタダだし長老も居るし韓国人夫婦も居るし寂しくないけど。
台風はここでやり過ごそうかな?
小雨になったのでスーパーに買い出しに行った。
100円均一やっててカップ麺6種類と牛乳1リットル、ミカンの缶詰やお菓子を買った。
レジのおばさんが「台風来てるから別なところに移動した方がいいよ。あそこは風が強いからねぇ。わざとあそこにとどまってみるのも後になっていい思い出になるけどね…ウフフ。ちなみにこの中でこの『まろやか胡麻ラーメン』が一番オイシイよ」と言われた。
雨の中、遠くに移動したくないし…こうなりゃ台風を楽しんでやる!
キャンプ場に帰ってから一応、風の当たりにくい松林の中にテント移動した。
いつのまにか韓国人夫婦は居なくなっていた。
テントのありとあらゆる所からロープ張ってテントをしっかり固定した。
松林のせいで全然風が入ってこないから中はめっちゃ暑い!
雨がやんだら外に出て風に当たり降ってきたらテントの中で暇潰しの繰り返し。
雨降ってたからテントの中で湯沸かしてカップラーメン2つ食べた。湯を沸かす時の熱と湯気の湿気でテントの中はサウナ状態。汗がとめどなく噴き出してくる。
おやつにミカンの缶詰を。2/3は自分で食べて1/3を長老にあげた。
なぜか長老はお返しにと『スパナ』と『ペンチ』をくれた。
夜ご飯もまたテントの中で暑くなるの我慢して湯を沸かしカップラーメン2つ食った。
ラジオを聞いてた大雨、洪水、雷、強風、波浪のいろんな警報が発令された。
7月10日(雨時々曇り)
起きたらやっぱり外は雨ですわ。
友達や旅で知り合った人達から心配メールが沢山来た。
ウチの親からも来た。
ウチの親携帯買い換えたのに前の携帯からメール来た。
いくつ持ってんだ?!
CARLからはメール来なかった。
昼からは小雨が降ったりやんだり。
風はまだいつもより少し強い程度。
雨がやんでるとき外に出て風に当たってたらトンデモナイ光景を見てしまった!
潮岬キャンプ場は高さ20mぐらいの断崖状の台地にあって波の心配は無いと思ってたんだけど…
一瞬ここからは見えるはずがない白い波が見えた気がした。
…えっ、うそ?
…ありえない!
…見間違えだ。きっと。
しばらくしてドーンという爆音と共に波しぶきが上がってきた。
…気のせいとか見間違えとかじゃなかった。現実だった。
岸壁に波が当たり爆音と共に高さ20m以上に海水が上がっていた。
その光景をポカンと口開けて眺めてた。
昼3時ぐらいからなぜか晴れ間が出て突如風もやんだ。
これは嵐の前の静けさって奴だ!ラジオでこれからしばらく雨が降るって言ってたから小雨だ
し今のうちまた食糧買い出しに行こう!
3日分の食糧を買った。バナナ、ポテチ、ミカンの缶詰、パン、カップ麺etc。
キャンプ場に戻りしばらくしたら…
ん?
あれ?
あれれ?
雨がやみ、晴れ間がどんどん広くなって凄い快晴になった。
…もしかして台風通り過ぎたの?
その後、風も強くならなかったし豪雨も無かった。
………。
ったく!何だよ!
どーすんだよ!
この食糧!
そんなことをボヤキながら買ってきたポテチをむさぼった。
ラジオも朝はしばらく雨が続くって言ってたのに今は明日は晴れって。
ふざけんな!
台風、全然対したことなかった。
ワクワクドキドキしてたのに〜!
長かったここでの生活とおさらばして明日は出発だなぁ。
長老と夜遅くまでまた色々と喋った。
満天な星空を眺めながら…
潮岬キャンプ場の『長老』について
1.長老は大阪出身で関西弁
2.長老は身なりが小綺麗で見た目20代だけど話から察するに37歳以上
3.長老はムキムキマッチョ!まるで映画ランボーのシルベスタ・スタローン
4.長老はタオルは乾きにくいからってタオルより手拭い派
5.長老は髪の毛と眉毛を剃ってて毛がなく頭にいつも手拭いを巻いてる
6.長老は1年以上風呂に入っていない。毎日、手拭いで体を拭くだけ
7.長老は以前、高野山に1ヶ月こもり、那智山にも1ヶ月こもってる。これからまたどこかの山にこもる計画をしてる
8.長老は以前、四国88ヶ所の寺を逆回りで巡礼してる
9.長老は1人で5人用のテントを使っていてテントに『長老special』って書いてある
10.長老は改造折り畳み自転車を持っている
11.長老は1週間に一度だけキャンプ場から4km離れたスーパーに買い出しに行く
12.長老は昔、航空自衛隊の戦闘機の油漏れやネジのしまり具合いを点検する仕事をしていた
13.長老は晴れた日には紙や発泡スチロールで飛行機を作って飛ばしている
14.長老はたばこ(ハイライト)を吸い酒も飲む
15.長老は「ご想像にお任せします」を連発する
注.最後に長老は間違っても浮浪者ではありません!
旅人もしくは仙人です。
7月11日(快晴)
朝起きたらテントにセミが付いてた。まだ羽化したばかりで羽が緑で柔らかかった。そぉ〜っと木に移し換えてテントを畳んだ。
がさばるカップ麺やポテチ、重いミカンの缶詰など昨日買った食糧をパッキングするのに苦労した。
ザックはパンパン!
重さは前にも増してズッシリ。
昨日長老に「明日、出発する時にワシが寝てても起こさんといて。静かに行ってくれ」と言われてた。
寝てる様子だったがテントの外から声掛けた。
…起きない。
仕方なくお別れの挨拶も出来ずに出発。
『橋杭岩』をまた見て太地町の『くじら浜公園』に行った。
クジラのモニュメントが沢山あった。
モリを持ったふんどし姿の青年の像がありそれに完腸してるところを写真に撮った。
そこでしばらく休憩して『那智の滝』を目指して走り出した。
途中和歌山ラーメン屋に入った。『たんぽぽ』という雑誌にも掲載されてる所。
そこでテレビを見てたら台風で川の中州に取り残された人の救助や水没した家の映像が写し出された。
和歌山はあまり被害なかったけど東北や岐阜県などが凄かったみたいだね。
和歌山ラーメン大盛650円。スープはトンコツ醤油で白茶色。麺の太さや形は忘れた。不味くはなかったのは覚えてる。説明があいまいなのはそれもこれもおばちゃんが休む暇無く話し掛けてきてあまり良く味わえなかったから。
とりあえず腹も満たされ自転車こぐ足に力が入った。
『那智の滝』まで結構平坦な道だよって長老に聞いてたんだけど登り坂でめっちゃキツかった。
やっとのことで『那智の滝』に到着!
133m(日本一)の高さから一気に水が落ちてくる。
圧倒です!
「昨日までの雨で普段の5倍から10倍の水量が流れてるよ。冬場なんかほんとチョロチョロなんだよ」とおっちゃんが話し掛けてきた。
14日にここで火祭りがあるらしく準備してた。
土産物屋でクジラの肉やマグロや那智黒という飴などを試食しまくった。
なぜかトイレに関する物が沢山売っててトイレのお守りやトイレがうまくできますようにって那智黒石で出来た小便小僧が売っていた。
『熊野那智大社』で参拝した。
カラスが描いてあるうちわを購入!
ここにも前に行った紀井三寺と同じ『清浄水』と言う湧き水があった。
ここのは飲めた。
ほんのり甘くて美味かった。
ここからは那智の滝と朱色の三重塔が見え、景色抜群!
樹齢800年の杉の木だったか?とにかくデカイ樹があった。
中は空洞で根本から入り高さ3m位の所に出られるようになってた。木の中はひんやりし
てて気持良かった。
今日は重いリュック背負って石段を1000段以上登り降りした。
最後の方はヒザが笑ってた。
那智山から坂を下り那智勝浦町に温泉入りに行った。
勝浦港からホテル浦島の専用船に乗り対岸のホテル浦島へ。
フロントにリュック預けたんだけどフロントのねぇちゃんザックを持ち上げられなくてあたふたしてた。
フロントに1000円払い6種類の湯船のスタンプラリーに出発!
洞窟風呂の忘帰洞、玄武洞。
露天風呂の狼煙の湯、磯の湯。
内湯のごんど湯、滝の湯がある。
磯の湯は工事中で入れなかった。
湯船1つ1つが50mから200m位離れてていちいち着替えなきゃ行けないから面倒かった。
洞窟風呂はいいねぇ!
大岩風呂なんか目じゃないっつーかまわりが全部岩だからね。
写真撮影禁止!って書いてあったけど撮っちゃった。
狼煙の湯は高さ84m長さ154mのなが〜いエスカレーター「スペースウォーカー」で狼煙山山頂まで登った所にあった。
大展望の露天風呂!
那智勝浦の町並みや那智山、広大な太平洋をスッ裸で眺められる。
内湯では樽の湯船があった滝の湯が良かった。
磯の湯以外全部の湯に入ってスタンプ押してフロントに出したらポストカード3枚と洞窟風呂
忘帰洞の湯の素をくれた。
さっぱりしたところで那智海水浴場に移動して今日はそこでキャンプ。
おっちゃんが話し掛けてきて30分ぐらい日本の政治について語り合った。
夜中、若い連中が打ち上げ花火をやり出してうるさかった!
7月6日(曇り時々晴れ)
朝起きたら今にも降りだしてきそうな天気だったから2度寝した。
次に起きた時には晴れ間が出ていた。
出発進行!
走ってて何度か、にわか雨に当たった。
坂道でライダーさんが手を振ってくれた。
周参見町の道の駅『イノブータンランドすさみ』には150cmぐらいのぬいぐるみのイノブタ王子とイノブタ姫が王座に座ってた。
この町はイノブタに関するものばかり。
次に『恋人岬』に行った。
ここには両側から波が打ち寄せて来る浜がありました。
ここには日本一大きな吸い殻入れがありました。
ここには撫でると幸せになるというちょっとHな形した石の棒がありました。
そのあと『日本童謡の国』に行き、いろんな童謡を聞いた。ほとんど聞いたことない童謡ばかりだった。
園内に『カニとエビの水族館』というのがあってやっぱりカニとエビばかりだった。
マジシャンの引田天功が里親のでっかいカニとサイン色紙が飾ってあった。
落語家林家こぶ平もここのカニだかエビだか忘れたが何かの里親で色紙に『こぶ平にちなんでこんぶも置いてください』と書いてあった。
演歌歌手坂本冬美もここのカニの里親。
その他沢山の芸能人の名前がそれぞれの水槽に付いてた。
海岸線から山に入り『古座川峡』に向け走った。
そこは古座川という緑白色した不思議な渓流沿いに奇岩が続くところです。
空に向けずど〜んとそびえ立つ『天柱岩』を見た。
国指定天然記念物『古座川の一枚岩』という高さ100m幅500mというとてつもない一枚岩を見た。
日本のエアーズロックだね。
コンビニで牛乳1リットル買って飲んでたらおばちゃんがバナナ3本と甘栗とここら辺の名物さんま寿司をくれた。
今日は紀伊半島最南端で本州最南端の潮岬まで走りました。
ここからは太平洋がぐるっと見渡せます。
今日は土曜日。
今いる潮岬キャンプ場には家族連れでキャンプしに来た人やライダーさんなどでごったがえしています。
チャリダー藤本さんに聞いてた旅人がまだ居ました。
俺から話し掛けて仲良くなりました。
もう1年以上ここにいてるらしい。
この人を『長老』と呼ぶことにした。
近くの酒屋でお酒買ってきて2人で色々話しながら飲んでたとき、隣でキャンプしてた夫婦が話し掛けてきて「焼き肉はいかがですか?」と言ってくれご馳走になった。
久しぶりに肉食べた〜!
うまかった〜!
この夫婦は日本人ではなく日本語を喋れる韓国人夫婦でした。
2人ともお揃いのサッカーW杯韓国の真っ赤なユニホームを着ていた。
韓国の人はみんなこうやって人に勧める人が多いんだって。
韓国語で「美味しい!」は『マシタ!』って言うんだって。
「何事も体がなくちゃ何もできない。まず第一に自分の体を大事に。その次に金と友人を大切にしなさい」と言われた。
この人は大阪でビルの設計をする大手ゼネコンの会社の社長でウチで働かないか?と誘われた。
あと他の家族にもアジの南蛮漬けを勧められたりした。
日が変わって夜1時まで長老と話してた。
7月7日(雨時々曇り)
今日は七夕だね〜!
短冊書いて竹に結び付けなきゃ…っつーか雨降ってるやん!
連泊だ〜!
朝昨日の韓国人夫婦がコーヒーを持ってきてくれた。紙コップに入ってたんだけど穴空いててポタポタとコーヒーがたれる。熱くてすぐ飲めないし冷ましてるうちにポタポタたれて実際半分ぐらいしか飲めなかった。
自転車のスポークが折れてたから昼から雨もやみスポーク直しにここから4km離れた街まで行った。
警察署で自転車屋を聞いたら軽トラに自転車積んで自転車屋まで自転車ごと送ってくれた。
…でも警察署から一本道で50mしか離れてなくて警察署からも見えるとこだったのになんでわざわざ車で送ってくれたんだろ?
暇だったんかな?
キャンプ場に戻りまた長老と話ししててふとお互い酒が飲みたくなり酒買いに行こうと思った。
俺「長老は何飲みますか?買ってきますよ」
長老「じゃー、あんずの酎ハイを」。
…間違って甘夏の酎ハイを買ってきてしまった。
7月8日(雨時々曇り)
朝起きたらまた雨。
2度寝です。
昼から雨がやみテントと荷物は潮岬キャンプ場に置きっぱにして潮岬の隣島『紀伊大島』に行ってみることにした。
串本大橋というループ橋で島に渡った。
島の先端に『トルコ軍艦遭難記念館』ってのがあってトルコの絨毯や人形、目玉の形した魔避けのお守りなど民芸品がいっぱい売ってた。
色使いやデザインが気に入ってトルコ絨毯生地のバック(¥2000)をつい買ってしまいました。
島の南東の『海金剛』というピラミッド状の岩や柱状の奇岩がいくつもそびえ立っている所に行った。
それから街に行って写真屋にフィルム2本出して串本温泉に入りに行った。普通の銭湯みたいな感じだった。番台の人が居なかった。ここに電話してくださいって張り紙があり電話して繋がったんだけど受話器の向こうからはガサガサと物音だけ。何度もモシモシと言っても返事無かった。
勝手に入った。
さっぱりして風呂から出てきたら番台の人らしき人に500円取られた。
『橋杭岩』という海底の割れ目からマグマが噴き出してできた大小40の柱状の岩が850mに渡り一列に並んでいる所に行った。
そのあと写真屋に行き写真を取りに行った。
写真屋のおばさんが俺の写真を見て色々話し掛けてきた。
白浜町で入った崎の湯の写真におじさんのアレがモロに写ってた。
姫路城とかえる橋の写真がボケていた。カメラ壊れてんのかな?
おばさんがポケットティッシュを沢山くれた。
キャンプ場に戻る前にスーパーに立ち寄りさくらんぼ買ってきて長老とまた酒飲みながらさくらんぼを食べた。
何かラジオで台風が近付いて来てるって言ってた。
そーいや波の音が凄い!
ゴーッ、ゴーってまるでジェット機が飛んできてるような音してる。
7月9日(曇り時々雨)
朝荷造りしててあとはテント畳むだけってところで雨降ってきやがった!
連泊です!
もうここ潮岬キャンプ場に4泊目だよ。
まあ、ここはタダだし長老も居るし韓国人夫婦も居るし寂しくないけど。
台風はここでやり過ごそうかな?
小雨になったのでスーパーに買い出しに行った。
100円均一やっててカップ麺6種類と牛乳1リットル、ミカンの缶詰やお菓子を買った。
レジのおばさんが「台風来てるから別なところに移動した方がいいよ。あそこは風が強いからねぇ。わざとあそこにとどまってみるのも後になっていい思い出になるけどね…ウフフ。ちなみにこの中でこの『まろやか胡麻ラーメン』が一番オイシイよ」と言われた。
雨の中、遠くに移動したくないし…こうなりゃ台風を楽しんでやる!
キャンプ場に帰ってから一応、風の当たりにくい松林の中にテント移動した。
いつのまにか韓国人夫婦は居なくなっていた。
テントのありとあらゆる所からロープ張ってテントをしっかり固定した。
松林のせいで全然風が入ってこないから中はめっちゃ暑い!
雨がやんだら外に出て風に当たり降ってきたらテントの中で暇潰しの繰り返し。
雨降ってたからテントの中で湯沸かしてカップラーメン2つ食べた。湯を沸かす時の熱と湯気の湿気でテントの中はサウナ状態。汗がとめどなく噴き出してくる。
おやつにミカンの缶詰を。2/3は自分で食べて1/3を長老にあげた。
なぜか長老はお返しにと『スパナ』と『ペンチ』をくれた。
夜ご飯もまたテントの中で暑くなるの我慢して湯を沸かしカップラーメン2つ食った。
ラジオを聞いてた大雨、洪水、雷、強風、波浪のいろんな警報が発令された。
7月10日(雨時々曇り)
起きたらやっぱり外は雨ですわ。
友達や旅で知り合った人達から心配メールが沢山来た。
ウチの親からも来た。
ウチの親携帯買い換えたのに前の携帯からメール来た。
いくつ持ってんだ?!
CARLからはメール来なかった。
昼からは小雨が降ったりやんだり。
風はまだいつもより少し強い程度。
雨がやんでるとき外に出て風に当たってたらトンデモナイ光景を見てしまった!
潮岬キャンプ場は高さ20mぐらいの断崖状の台地にあって波の心配は無いと思ってたんだけど…
一瞬ここからは見えるはずがない白い波が見えた気がした。
…えっ、うそ?
…ありえない!
…見間違えだ。きっと。
しばらくしてドーンという爆音と共に波しぶきが上がってきた。
…気のせいとか見間違えとかじゃなかった。現実だった。
岸壁に波が当たり爆音と共に高さ20m以上に海水が上がっていた。
その光景をポカンと口開けて眺めてた。
昼3時ぐらいからなぜか晴れ間が出て突如風もやんだ。
これは嵐の前の静けさって奴だ!ラジオでこれからしばらく雨が降るって言ってたから小雨だ
し今のうちまた食糧買い出しに行こう!
3日分の食糧を買った。バナナ、ポテチ、ミカンの缶詰、パン、カップ麺etc。
キャンプ場に戻りしばらくしたら…
ん?
あれ?
あれれ?
雨がやみ、晴れ間がどんどん広くなって凄い快晴になった。
…もしかして台風通り過ぎたの?
その後、風も強くならなかったし豪雨も無かった。
………。
ったく!何だよ!
どーすんだよ!
この食糧!
そんなことをボヤキながら買ってきたポテチをむさぼった。
ラジオも朝はしばらく雨が続くって言ってたのに今は明日は晴れって。
ふざけんな!
台風、全然対したことなかった。
ワクワクドキドキしてたのに〜!
長かったここでの生活とおさらばして明日は出発だなぁ。
長老と夜遅くまでまた色々と喋った。
満天な星空を眺めながら…
潮岬キャンプ場の『長老』について
1.長老は大阪出身で関西弁
2.長老は身なりが小綺麗で見た目20代だけど話から察するに37歳以上
3.長老はムキムキマッチョ!まるで映画ランボーのシルベスタ・スタローン
4.長老はタオルは乾きにくいからってタオルより手拭い派
5.長老は髪の毛と眉毛を剃ってて毛がなく頭にいつも手拭いを巻いてる
6.長老は1年以上風呂に入っていない。毎日、手拭いで体を拭くだけ
7.長老は以前、高野山に1ヶ月こもり、那智山にも1ヶ月こもってる。これからまたどこかの山にこもる計画をしてる
8.長老は以前、四国88ヶ所の寺を逆回りで巡礼してる
9.長老は1人で5人用のテントを使っていてテントに『長老special』って書いてある
10.長老は改造折り畳み自転車を持っている
11.長老は1週間に一度だけキャンプ場から4km離れたスーパーに買い出しに行く
12.長老は昔、航空自衛隊の戦闘機の油漏れやネジのしまり具合いを点検する仕事をしていた
13.長老は晴れた日には紙や発泡スチロールで飛行機を作って飛ばしている
14.長老はたばこ(ハイライト)を吸い酒も飲む
15.長老は「ご想像にお任せします」を連発する
注.最後に長老は間違っても浮浪者ではありません!
旅人もしくは仙人です。
7月11日(快晴)
朝起きたらテントにセミが付いてた。まだ羽化したばかりで羽が緑で柔らかかった。そぉ〜っと木に移し換えてテントを畳んだ。
がさばるカップ麺やポテチ、重いミカンの缶詰など昨日買った食糧をパッキングするのに苦労した。
ザックはパンパン!
重さは前にも増してズッシリ。
昨日長老に「明日、出発する時にワシが寝てても起こさんといて。静かに行ってくれ」と言われてた。
寝てる様子だったがテントの外から声掛けた。
…起きない。
仕方なくお別れの挨拶も出来ずに出発。
『橋杭岩』をまた見て太地町の『くじら浜公園』に行った。
クジラのモニュメントが沢山あった。
モリを持ったふんどし姿の青年の像がありそれに完腸してるところを写真に撮った。
そこでしばらく休憩して『那智の滝』を目指して走り出した。
途中和歌山ラーメン屋に入った。『たんぽぽ』という雑誌にも掲載されてる所。
そこでテレビを見てたら台風で川の中州に取り残された人の救助や水没した家の映像が写し出された。
和歌山はあまり被害なかったけど東北や岐阜県などが凄かったみたいだね。
和歌山ラーメン大盛650円。スープはトンコツ醤油で白茶色。麺の太さや形は忘れた。不味くはなかったのは覚えてる。説明があいまいなのはそれもこれもおばちゃんが休む暇無く話し掛けてきてあまり良く味わえなかったから。
とりあえず腹も満たされ自転車こぐ足に力が入った。
『那智の滝』まで結構平坦な道だよって長老に聞いてたんだけど登り坂でめっちゃキツかった。
やっとのことで『那智の滝』に到着!
133m(日本一)の高さから一気に水が落ちてくる。
圧倒です!
「昨日までの雨で普段の5倍から10倍の水量が流れてるよ。冬場なんかほんとチョロチョロなんだよ」とおっちゃんが話し掛けてきた。
14日にここで火祭りがあるらしく準備してた。
土産物屋でクジラの肉やマグロや那智黒という飴などを試食しまくった。
なぜかトイレに関する物が沢山売っててトイレのお守りやトイレがうまくできますようにって那智黒石で出来た小便小僧が売っていた。
『熊野那智大社』で参拝した。
カラスが描いてあるうちわを購入!
ここにも前に行った紀井三寺と同じ『清浄水』と言う湧き水があった。
ここのは飲めた。
ほんのり甘くて美味かった。
ここからは那智の滝と朱色の三重塔が見え、景色抜群!
樹齢800年の杉の木だったか?とにかくデカイ樹があった。
中は空洞で根本から入り高さ3m位の所に出られるようになってた。木の中はひんやりし
てて気持良かった。
今日は重いリュック背負って石段を1000段以上登り降りした。
最後の方はヒザが笑ってた。
那智山から坂を下り那智勝浦町に温泉入りに行った。
勝浦港からホテル浦島の専用船に乗り対岸のホテル浦島へ。
フロントにリュック預けたんだけどフロントのねぇちゃんザックを持ち上げられなくてあたふたしてた。
フロントに1000円払い6種類の湯船のスタンプラリーに出発!
洞窟風呂の忘帰洞、玄武洞。
露天風呂の狼煙の湯、磯の湯。
内湯のごんど湯、滝の湯がある。
磯の湯は工事中で入れなかった。
湯船1つ1つが50mから200m位離れてていちいち着替えなきゃ行けないから面倒かった。
洞窟風呂はいいねぇ!
大岩風呂なんか目じゃないっつーかまわりが全部岩だからね。
写真撮影禁止!って書いてあったけど撮っちゃった。
狼煙の湯は高さ84m長さ154mのなが〜いエスカレーター「スペースウォーカー」で狼煙山山頂まで登った所にあった。
大展望の露天風呂!
那智勝浦の町並みや那智山、広大な太平洋をスッ裸で眺められる。
内湯では樽の湯船があった滝の湯が良かった。
磯の湯以外全部の湯に入ってスタンプ押してフロントに出したらポストカード3枚と洞窟風呂
忘帰洞の湯の素をくれた。
さっぱりしたところで那智海水浴場に移動して今日はそこでキャンプ。
おっちゃんが話し掛けてきて30分ぐらい日本の政治について語り合った。
夜中、若い連中が打ち上げ花火をやり出してうるさかった!
Posted by フォトぽっぽ at 23:07│Comments(0)
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